まず、適切なお手入れを行っていただくために、工房うずり.のジュエリーに施されるいぶし仕上げについてご説明いたします。
シルバーは貴金属の中で最も光の反射率が高く 、鏡のように磨き上げた後の輝きは本当に美しいものです。
その反対に、時間とともに黒く変色していくのもシルバーです。
このような変化を「くすむ」「黒くなる」と、ネガティブに捉えられることが多いように思います。
ですが私は、この特徴を利用して陰影を作り出し、デザインを引き立たせることがシルバーの一番の魅力だと思っています。
この色の変化は、シルバーの表面が空気に触れ、硫化という化学反応を起こすことによって現れます。
すぐに黒くなるといわれますが、かといって美しい色づきを自然に任せてみると、それはそれは時間のかかる変化です。
そこで、意図的に化学反応を起こしてしまうことを「いぶしをかける」といいます。
でもいぶしをかけただけでは、ただ黒くなるだけであまり美しくはありません。
このあと、凹の部分にいぶしを残し凸の部分は光沢が出るまで磨き上げ、これでやっと美しい陰影のついた「いぶし仕上げ」となります。
じゃあ、いぶし仕上げをしたものはその色合いをずっとたもつものなの?
お手入れしなくても大丈夫なの?とよく聞かれます。
・・・残念ながら大丈夫ではありません。
やはり同じように硫化は進み全体に黒ずみ、艶を失っていきます。
前置きが長くなりましたがお手入れ方法をご紹介いたします。
ですが、手間のかかる特別なお手入れが必要というわけではありません。
艶のあるシルバーと大差はありません。
変色していくことを、プラスにとらえて末永くご愛用くださると嬉しいです。